2006-07-27 ■ 読書 ぼくが電話をかけている場所作者: レイモンド・カーヴァー,村上春樹出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 1983/07メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (6件) を見る訳者の村上春樹は、カーヴァーの小説の本質を「無意識下の意外性」と素晴らしい一言で表現していた。すごいな、さすがだなと思った。 たぶん私が小説を読みたいのは、あらすじを知りたいからではなくて。あらすじから零れ落ちてしまうような、小さくて分析が難しい表現の数々なのだと思う。カーヴァーの小説にはそれがたくさんある、というより、そんな表現で成り立っている。